おかげさまで創業100周年


               代表取締役社長 五代目 一瀬 茂
 
平素は、格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございます。当社は、「おかげさまで創業100年」という節目を迎えることができました。この感謝をこめて、市川大門散歩マップパート2の副読本を作りました。 
 当社は、初代・善四郎(没明治35年)二代目百太郎(没大正7年)と続き、三代目邦作(没昭和17年)は山梨県西八代郡役所から「古物商」の登録申請をし、明治37年8月、認可を得た年を弊社の創業年としています。三代目邦作は創業者ということで、本格的に市川特産の和紙販売を始め、障子紙、半紙、糊入、塵紙等を県の中央、中巨摩郡方面を中心に天秤棒を担いで販売を行いました。紙のまま売るのではなく、書簡用の巻紙をはじめ、書道の手習い草紙を創り、通い帳、大福帳等の製造、また版木を起こして罫紙を印刷、和帳の製造も行いました。父邦雄は、紙製品販売に文具・事務用品を加え、戦中の統制時代は郡下で三軒の配給紙の指定取扱所となりました。私の代で、パソコン教室やOA機器中心の販売会社となりました。
 お客様第一主義を徹底し、メーカー様のご支援を戴き、従業員の生きがいを創ること。この三点は、時代を超へ、「商いの本質は不変」と伝えられてきました。これら受け継いだ事柄を、次代に伝承しようと考えます。

 

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